P.Fドラッカー氏は、その著書『非営利組織の経営』(ダイヤモンド社)第一章「使命とは何か」で、このように語っておられます。
~以下引用~
非営利機関は、人と社会の変革を目的としている。
したがって、まず取り上げなければならないのは、いかなる使命を非営利機関は果たしうるか、いかなる使命は果たしえないか、そして、その使命をどのように定めるかという問題である。
というのも非営利機関に対する最終的な評価は、使命の表現の美しさによって行われるのではないからである。
それは行動の適切さによってである
~引用ここまで~
NPO法人は、行動の適切さによって、社会から評価を得ることができます。
NPO法人という法人格を取得するだけが目的となってしまったり、見た目だけ美しいミッション(社会的使命)を掲げ、後の行動が伴わないのであれば、適切な評価を得ることはできません。
非営利機関のリーダーとして、まず真っ先になすべきことは、実行可能で、自らの機関が果たすべきミッション(社会的使命)を「明確に定める」ことです。
「明確に定める」とは、ミッション(社会的使命)を分かりやすく、且つ、実行しやすい様に表現すると言うことができます。
ミッション(社会的使命)の表現については、その機関が現実に何をしようとしているのか焦点を絞ったものでなければならず、その組織に関わる一人ひとりが、「ミッション達成の為に自分が貢献すべきことはこれだ!」と言えるようなものでなければなりません。
非営利機関であるNPO法人も、経営・マーケティングという意識を常に持ち続けることが必要です。
NPO法人といえど、やはり、法人運営を効率良く行うには営利企業と同じように「人・物・資金・情報」が集まらなければなりません。
「人・物・資金・情報」を集める為にも、まずは明確なミッション(社会的使命)を大々的に掲げることから始めましょう。
ミッションがそのNPO法人の血となり骨なります。
NPO法人が、経営・マーケティングを考える上で、一番最初になすべきことは、明確なミッション(社会的使命)を定めることです。
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