NPO法人にとっての会計の目的とは
- 法人の活動の枠組み(資金の流れ・計画)を法人のミッション(社会的使命)や社員の総意に従って定め、理事に財務に関する一定の権限を与える→内部管理
- 法人の活動が目的や事業計画書・収支予算書に基づいて予算通りに収支しているか、適正に処理されているか、資金が足りているかなどを常にチェックする→内部管理
- 法人の活動結果を社員や寄付者などに正確に説明する→内部管理&外部報告
- 法人の活動状況を評価し、その後の活動内容を合理化・効率化する→内部管理
- 会計(決算書類)を外部に説明することによって、社会的信用を得る→外部報告
NPO法人にとっての会計とは、内部管理&外部報告を行う為のものと言えます。
「日々の記帳をしっかりと行い、法人内部を管理すると共に、決算書類を仕上げ、外部に報告する」
内外に対して信用を得、あらたな賛同者を獲得し、事業を発展させていく為にも、NPO法人の会計は極めて重要な事務になります。
会計のサイクル
- 予算を立てる=収支の計画を練る(plan)
- 日々会計を行う=会計の記録(do)
- 決算を行う=決算書類の作成・報告(see)
NPO法人にとっての情報公開とは
NPO法人は、市民に支えられた組織ですので、
- 社員
- 寄付者
- これから寄付をしようとする者
- 入会しようとする者
- NPO法人と取引する者
- 一般市民
に対して、会計に関する情報を提供し、信用を得ることが必要です。
NPO法人は毎年(毎事業年度) 、財産目録、貸借対照表及び収支計算書などの決算書類を事務所に据え置き、利害関係人(上記にあげた方々)に請求された時はいつでも閲覧させなければいけません。
このように、NPO法人の会計は、社員・寄付者などの資源提供者への説明、資源の合理的効率的利用、外部への説明など、多くの重要な役割を果たすこととなります。
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